・不妊治療には助成金が出て年齢によって助成回数が変わるよ!
・体外受精を始める前にAHM値(卵子の在庫数)を調べたよ~
・値が低くて私のように焦らないためにも早めの検査をおすすめするよ!
体外受精を始めた理由
前回の記事通り、2回の人工受精から早々に体外受精へステップアップを決めました。
実は、妊娠の確率を上げる以外に重要な理由がありました。
それは不妊治療の助成金制度で、1回の体外受精に対して上限30万円が助成されます。
自治体によっても異なりますが、40歳未満で治療開始すると6回を上限にこの助成を受けられます。
しかし40歳~43歳未満は3回までしか受けることができません。
カレンダーを見て、そういえば来月40になるんだった…と気づき、クリニックへ相談。
すると先生も「それは急がないと!」と、急いで体外受精に切り替えることになりました。
体外受精治療前に判明したこと
治療開始前にAMH値(アンチミューラリアンホルモン値)を調べる検査を受けました。
これは卵巣の中に卵子の在庫がどれくらい残っているかを調べるための検査(血液検査)です。
検査の結果、私のAMH値は0.44ng/ml
卵子の在庫がかなり少ないことが判明しました。
年齢別の平均値から見ると、自分の年齢より5歳上の平均値に相当します。
元々卵子の数が少ない場合もあり、先生からは卵子の質とは関係ないと言われました。
後述しますが、実はこの値によって体外受精へのアプローチ(採卵方法)が変わってきます。
値が低いとアプローチの選択肢は必然的に少なくなります。
この事実を知ったと同時に、自分の中で急に焦りと後悔が生まれてきました。
感情を夫にぶつけて気づいたこと
40歳…加齢で使える卵子は全体の約10%、在庫も少なく、アプローチの手立ても少ない。
今までさんざん迷い悩んでようやく決心できたのに、やはり時すでに遅しなのか…?
その考えと共に、長年のレスへのやるせなさが突如、堰を切って溢れ出てきました。
自分の気持ちをコントロールできず、その夜、めずらしく夫ののびおにその思いをぶつけました。
のびおは、ただ何度も申し訳ないと言っていました。
今さらどうしようもないことも、申し訳ないとしか言えないことも分かってるんですけどね。
しかし、口に出してぶつけたことで、自分の気持ちに気づくことができました。
実は、女性としての機能が残りわずかなことがショックだったのだと。
そして、こんな状況まで夫にレスの重大さに気づいてもらえなかったことが辛かったのだと。
気持ちが整理できたおかげで、心を立て直し、改めて治療と向き合うきっかけとなりました。
採卵に対するアプローチ方法と種類
体外受精の準備にあたり、クリニックで説明を受けたアプローチ方法は以下の4つでした。
ロング法
・排卵を止める点鼻薬を月経開始1週間前から開始
・月経3日目以降、排卵誘発注射剤を約10日間毎日実施
ショート法
・排卵を止める点鼻薬を月経開始1日目から開始
・月経3日目以降、排卵誘発注射剤を約10日間毎日実施
アンタゴニスト法
・月経3日目以降、排卵誘発注射剤を7~10日間毎日実施
マイルド法
・月経3日目以降、排卵誘発剤を5~10日内服
・月経8日目以降、排卵誘発注射剤を隔日で実施
上記治療後、どのアプローチも採卵35~40時間前に卵子の成熟を促すhCG注射を打ちます。
アプローチ別平均採卵個数、平均受精卵数
先生からは、アプローチ①~③での採卵個数は9~10個、受精卵数は6~7個と言われました。
なお、アプローチ④での採卵個数は3個程度、受精卵数は2個程度とのことです。
私が受けることになったアプローチ方法
どのアプローチ方法を受けられるかは、AMH値によります。
値が低いとできるその方法は少なく、私は④のマイルド法でのアプローチとなりました。
助成金制度やAMH値は早めの確認を
今回、助成金はギリギリ間に合いましたが、自治体によっても異なるので早めの確認をおすすめします。
また、不妊治療を行うかに関係なく、AMH値は一度調べておいていいと思います。
私自身、もっと前から自分の卵子の在庫を把握しておくべきだったと痛感しました。
AMH値を知っておけば、事前に妊活や不妊治療のタイミングを計画することができます。
そして、将来のために採卵して凍結保存しておくなどの対応もすることができます。
みなさんには私のように焦ることなく、悔いのないチャレンジをして頂きたいです。
次回は、マイルド法による1回目の体外受精の状況や結果についてお話ししたいと思います。
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