・妊娠判定後から不妊治療卒業までの道のり(検査や体調など)を書いたよ~
・40代での流産率、その確率が10%以下になるタイミングも調べてみたよ~
・実際にかかった治療費や戻ってきた助成金の額も参考までに書いたよ!
流産の可能性…夫への妊娠報告に対するためらい
妊娠判定後、不妊治療クリニックが書いているブログを読み漁りました。
そこには判定後の流産について書かれた記事が多くありました。
・もともと人間は流産しやすい生き物
・流産の原因のほとんどが、受精卵(胎児)の染色体異常
・不妊治療者に流産が多いわけではない
・流産の原因が、母親の行動(運動や食生活)にあるわけでもない
そして下記の通り、年齢ごとに流産の確率は高くなることが書かれていました。
■流産の確率
・35歳前後:13〜16%
・40歳以上:20〜30%
・44歳以上:40%以上
さらに10%以下の流産率になるのはこのように書かれている記事もありました。
■流産率が10%以下になる時期
・37歳以下:8週
・38~40歳:10週
・41歳:12週
妊娠には漕ぎ着けましたが、まだ2ヶ月近く20〜30%の流産リスクを抱えていることになります。
夫ののびおへ報告後、万一そうなってしまった時に彼をがっかりさせなくない。
また彼に報告する分、私自身もダメだった時のダメージが大きいような気がしていました。
そんな思いから、今後の経過を見ながら報告のタイミングを考えることにしました。
妊娠5週・胎嚢確認
妊娠4~6週で子宮内に胎嚢(胎児が育つための部屋)ができます。
妊娠判定陽性後、この胎嚢ができているかエコーで確認を取ります。
私は5週2日目にクリニックへ行き検査を受けました。
エコーの結果、胎嚢は無事確認、子宮収縮防止の注射を打ってもらい帰りました。
この時はまだ体の変化はほとんど感じておらず、感じない分まだ不安もありました。
そのため、この日はのびおに告げることを止めました。
妊娠6週・急に来た体調不良
実は妊娠5週最終日、少しだけ疲労感と倦怠感を感じることがありました。
もしかすると…これは妊娠によるもの?
そんなことを思った翌朝、朝食をとった後からどんどん具合が悪くなり吐き気を催しました。
ギリギリ吐くことはありませんでしたが、ひどい胃のムカつきがここから数日間続きました。
のびおも心配しているため、そろそろ言わなくてはいけない…
しかし、あと一つ確認できてからにしたいと思いがありました。
それが心音確認でした。
妊娠6週・心音確認と吐き気止めの処方
妊娠6週3日目、あまり食べられなくなったことで体重を測ると妊娠前から3kgほど落ちていました。
胃のムカつきをガマンしながら、心音確認のためにクリニックへ。
エコーの結果、心音を確認…とりあえず安心しました。
それと同時に、この胃の辛さをどうにかしたい…
先生に懇願し、半分強引に吐き気止めを処方してもらいました。
たった数日なのに軟弱で恥ずかしいですが、昔から嘔吐恐怖症ぎみなところがあります。
実はこの年齢まで妊娠をためらう中に、つわりを乗り越えられるか心配だったこともありました。
なので、薬をお守りとして持っておきたかったのです。
処方されたのはプリンペランで、その日と翌日朝だけ飲みました。
それからは使っておらず、いざという時のお守りとして大事に取ってあります。
夫への妊娠報告
クリニックから帰宅し、心配している夫ののびおに伝えました。
「妊娠しているみたいで、そのせいで体調が悪かったらしい」
どうやらのびおは、私の体調が悪いのは病気やコロナのせいでは?と思っていたらしいのです。
なので妊娠の喜びよりも、病気でなかったことに安堵していました。
私はてっきり喜ぶと思ったので、一瞬少し拍子抜けな気分にはなりました。
しかしこれも私の体調を心配してくれての反応と、のびおの優しさをありがたく受け止めました。
妊娠7週・最後のエコー検査、そしてクリニック卒業
妊娠7週3日目、エコーを受けにクリニックへ。
先週心音確認できた胎児は、豆のような形から二頭身の少し細長い形に変わっていました。
頭からお尻までの長さは13.2mm。
そのエコーを見て先生から告げられました。
「のびこさん、順調なので産院へ紹介状を書きましょう。もうどこにするか決まっていますか?」
それはつまり不妊治療からの卒業を意味していました。
以前から決めていた産院を告げ、紹介状を受け取り、こうして私の不妊治療は終了しました。
不妊治療にかかった費用、戻ってくる助成金の金額
私の不妊治療期間は約半年間で、主に行った治療は人工授精2回と体外受精3回。
その間行ったエコーや血液検査、投薬なども含めると、治療費の合計は約124万円でした。
その内助成金は、私の治療結果では60万円弱ほどの予定です。
最終的に半分弱は返ってくることになりますが、一時的な負担はそれなりにあります。
ちなみに厚生労働省公表の調査研究(2020年)によると、不妊治療の費用と割合は以下の通りでした。
・検査のみやタイミング法の経験者:10万円未満の割合が約7割
・体外受精や顕微授精の経験者:100万円以上の割合が半数、200万円以上は3割弱
自分もおおよそその経験者と同等の費用が使っていたことを改めて知りました。
不妊治療を終えて思うこと
私の治療期間は半年間でした。
長い期間ではないですが、結果の見えない不安や仕事との両立の難しさはそれなりに感じました。
こういった苦しい気持ちはなかなか周りの人には言えないと思います。
だからこそ、抱えきれなくなったらパートナーの方へその気持ちを吐き出してほしいです。
また、パートナーの方も何かできなくてもその気持ちにそっと寄り添ってほしいなと思います。
あと、不妊治療は必ず結果が出るものではないため、治療プランを話し合うのは大切だと思いました。
私たちは治療は1年間、もしくは体外受精の助成可能回数(6回)までと決めていました。
さらに子どもがいなかった場合の今後の人生プランも考えていました。
どこまで治療を望むか、予算はいくらまでかなど、二人の納得いくプランを立てて頂ければと思います。
次回以降は、妊婦健診の状況やNIPT(新出生前診断)などについてお話したいと思います。
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