・アンタゴニスト法による体外受精にチャレンジしたよ!
・マイルド法に比べて多く採卵&媒精できたよ~
・受精卵の種類とグレードについても解説しているよ~
アプローチ方法の変更(マイルド法→アンタゴニスト法)
2回目の治療開始にあたり、クリニックの先生からアプローチの変更を勧められました。
AMH値は低いものの、他のホルモン値は悪くなく、前回より多く採卵できる可能性があるとのこと。
40歳で良質な卵子は10%しかないと言われており、それと出会うためにもぜひチャレンジしたい…
治療方針に合意し、生理後さっそく治療を開始しました。
アンタゴニスト法の治療の流れ
まずマイルド法同様、生理1~3日目までにクリニックへ来院します。
私は2日目に来院し、エコーで卵胞の状態、血液検査でホルモンの値のチェックを受けます。
アンタゴニスト法では、排卵誘発注射剤を10日間程度毎日打ちます。
私もその日から毎日通院して打つことになりました。
日曜などの休診日でも来院し、看護師さんに注射を打ってもらいました。
卵胞チェックとホルモン検査はこの10日間で4回受けました。
エコーのモニターを見ると、たしかに前より多くの卵胞ができているのが見えました。
そして4回目のチェック時に採卵日が決定。
1回目と同様、前々日の22時に自己注射を行い、前日夜に座薬を入れて当日を迎えました。
採卵できた数と媒精方法
採卵の流れは1回目と同じで、採卵時間は20分程度だったかと思います。
採卵後、先生から7個の卵子を取ることができたと告げられました。
前回の2個からだいぶ増え、とても安心したのを覚えています。
媒精方法については7個のうち4個を通常受精、3個を顕微受精で行うことになりました。
媒精結果
一週間後、媒精結果の確認のために再度来院。
結果は7個中3個が受精し、通常受精が1個、顕微受精が2個という内容でした。
受精率は70%と言われていますが、年齢や前回を踏まえると個人的には納得のいく結果でした。
受精卵の種類とグレードの見方
受精卵には媒精段階の違いで、初期胚と胚盤胞の2種類があります。
そして、これらの受精卵は質や状態によってそれぞれグレードがつきます。
まず初期胚とは、媒精後1〜3日後に胚が2〜8つに細胞分裂したものをいいます。
媒精後2日目の初期胚の質レベルは1〜5段階のグレードに分けられます。
なお、グレードが小さいほど良好胚と示されます。
一方、胚盤胞とは、媒精5〜6日後の初期胚よりもさらに発育したものをといいます。
胚盤胞は発育に従って6段階に分類されます。
初期のものがグレード1、発育に従って2、3とグレードが進み、グレード6は着床寸前の状態のものです。
そのうちグレード3以上の胚盤胞は、さらに内細胞塊と栄養外胚葉の状態によってA〜Cに細分類します。
内細胞塊は将来胎児になる部分で、大きく鮮明であるほど良いとされています。
栄養外胚葉とは将来胎盤になる部分で、大きさが均等で数が多いほど良いとされます。
これら、発育スピード・内細胞塊・栄養外胚葉の3つの状態でグレード(3AAや4ABのように)が分類されます。
なお、数値が高くよりAAに近いものが質の高い胚盤胞です。
基本的にグレード3以上、その中でも3BB以上は良好胚であり移植の対象になるそうです。
採卵できた受精卵の種類とグレード
受精卵3個のうち、初期胚は1個、胚盤胞は2個でした。
そしてグレードは初期胚がグレード3、胚盤胞が4BBと4BCでした。
移植は基本、グレードの高いものから使っていきます。
そのため今回は4BBの胚盤胞を使って移植を行い、あと2つは保存することなりました。
次回は移植に向けての準備から移植、その結果をお話したいと思います。
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