以前、学習期間4ヶ月で歴史能力検定 日本史2級に合格しました。
大学受験は世界史選択な上、中学の内容も記憶から消し去られ、ほぼ0からの勉強でした。
私は教科書での勉強がとても苦手です。
なので今回、教科書を使わずに合格点を取るレベルまで知識を習得しました。
以降ではその方法をご紹介したいと思います。
短期間にざっと勉強したい方にもオススメかなと思うので、少しでも参考になれば幸いです。
歴史能力検定とは?
検定内容をざっくりまとめてみるとこんな感じです。
・歴史能力検定協会が実施する検定(民間資格)
・学校で学ぶ歴史知識を中心に歴史的背景などについて出題
・試験問題は1級から5級まで、3級からは「日本史」「世界史」に分かれている
・年1回、全国30会場で11月に実施
・試験時間は50分で、正解率60%以上で合格
なぜ2級を受験した?そのレベルは?
今回なぜ2級かというと、この級に合格すると国家資格である通訳案内士の一部試験を免除できるからです。
通訳案内士は5科目(筆記)から構成されます。
・外国語
・日本地理
・日本歴史
・一般常識
・通訳案内の実務
この歴史能力検定日本史2級を取得することで「日本歴史」の試験が免除になります。
(全て合格した人は口述試験に進めます)
将来、副業や定年した時、通訳案内をやってみようかと思っています。
英語はこれからの勉強ですが、少しでもハードルをクリアしておこうと思い、受けることにしました。
2級のレベルは高校生~大学受験程度で、合格率は3割弱です。
ちなみに1級になるとかなりマニアックになって、合格率も1割弱になります。
ほぼ0からの勉強なので、私にとっては2級でもチャレンジングでした。。。
1日平均の勉強時間と勉強時間の取り方
勉強は主に、往復の通勤時間と営業での移動時間を利用していました。
休日も利用して週平均で8~9時間、4ヶ月の合計学習時間は110~120時間程度だったかと思います。
通勤時間が片道1時間の方であれば、往復2時間✕5日✕16週(4ヶ月)=160時間勉強できます。
社会人の勉強はやはりスキマや合間の時間を細かく取ることが必要になるかと思います。
教科書を読むと眠くなる。。。
他の方のブログを見ると、やはり山川の教科書で勉強されている方が多いです。
でも私は、教科書での学習が、ホントに、ホント~に苦手です。
無味乾燥というか…淡々と書かれた文章が頭をすり抜け、心地よ~~い睡魔が襲ってきます。。。
実家にあった妹の教科書を借りて読んでみましたが、即日で断念してしまいました。
そのため正攻法ではないですが、教科書を使わない方法で挑戦することにしました。
教科書嫌い&苦手な人向けオススメ教材
とにかく主軸となる歴史の流れを覚えるため、コチラの本を読みました。
金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本【改訂版】
東進ハイスクールの日本史講師である金谷先生が出版されている本です。
(テレビ出演もされているので知っている方も多いかも)
このシリーズは上記含め、「原始・古代史」「中世・近世史」「近現代史」「文化史」の4冊があります。
この本のいいところは、大きく2つありました。
①そもそも読み物として面白い!
流れや背景をしっかり掴めるので、頭にスッと入りやすかったです。
教科書を読むのはかなり時間がかかりますが、この本は1冊2~3時間で読めました。
楽しかったのもあって私は4冊全て買いました。
しかし、この年代は苦手だと思う年代だけ買って読むのもアリだと思います。
②本文のダイジェストCDが付いている
文化史以外の3冊に付属のCDが付いています。
本文の時代の流れ部分をダイジェストにまとめており、とても分かりやすいです。
軽く聞きながら、疑問点や知らなかったことが出てきた時は本を見て聞き直しをしていました。
聞き直したところはアンダーラインを引いておくと、自分の弱い部分を可視化できてそれもよかったです。
これだけ読めば合格!とまではいかないですが、合格に近づく一歩としてはかなりオススメだと思います。
試験用の補助教材(無料アプリ活用)
本を読んで流れを掴んだ後はこちらの問題集を解きました。
しかし、もう少し量を解いておきたかったので無料のスマホアプリを利用しました。
通勤中やちょっとした合間の時間に気軽に使えたので、とても活用できたと思います。
私はこのアプリを使いました。
問題数も多いし、正誤判定・空所補充・時代正序と問題のバリエーションもあるのもよかったです。
このような方法で学習をしてから4ヶ月後、無事、試験に合格することができました!
資格の今後の活かし方
前段での記載のとおり、この資格を最も活かせるのはやはり通訳案内士ではないかなと思います。
私の場合、通訳案内士の前にボランティアガイドで経験を積みたいと思っています。
その予備知識としてもこの資格は活かしていきたいです。
あと個人的には、クイズ番組の歴史問題で資格の知識を活かしまくっています。
難問指定の問題に答えられた時はテレビの前で一人ほくそ笑んでいます。
ちなみに国内旅行業務取扱管理者の資格も通訳案内士試験の一部免除対象の資格です。
こちらの資格も取りましたので、その内容は別記事でご紹介できればと思います~
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