転職を考える時、企業の口コミ評価サイトをご覧になっていますでしょうか?
会社の状況は部外者だと分からないので、現職者や退職者の評価やコメントは本当に貴重です。
情報をたくさん得てできるだけいい会社を選択したい…
そんな思いで、私もよくサイトを確認していました。
しかし振り返ってみると、私の場合、最初の転職では見方を誤り、選択をちょっと失敗してしまったと思っています。
では、どんな見方をして失敗してしまったのか?
逆にどういうポイントで見るのがよかったか、経験をもとにご紹介していきたいと思います。
口コミの評価点が高い=いい会社でなかった
これは私が身をもって感じたことです。
前職の評価点はかなり高く、同業界内では総合評価点がトップ5%に入ります。
私はとてもいい会社から内定をもらえたと浮かれ、他社の選考を止めて前職に入社することにしました。
しかし入社後実際に感じたのはその評価とは違う感覚でした。
仕事環境はシビアで、あまり良さを感じられない。
仕事を覚えても精神的に余裕が持てない。
何となくしんどさとしっくりこなさを感じつつも、必死で仕事をする毎日でした。
そのため、翌年に会社都合で退職することなった際、そんな状況にも関わらず少し安堵してしまいました。
その時、口コミの点数が高い=自分にとっていい会社というわけではなかったことに気づきました。
評価の点数=いい会社にはまらない理由
多くの志向の異なる人が点数をつけた結果だから
一つの会社に点数をつける時、やりたいこと・なりたい姿が違う人では評価は変わってきます。
新しいことをどんどん挑戦したい人が最高な会社だと満点をつけたとします。
しかし、一つのことをコツコツやりたい人にとってはいい点数をつけがたいかもしれません。
昇進して偉くなりたい人とそれを求めない人、前に出たい人とサポートしたい人、志向は全く異なります。
そう考えると、自分にとっていい会社を点数で見定めるのはなかなか難しいかもしれません。
点数よりも社風を確認する方が参考になった
そこで口コミサイトの中でも社風に注目するようにしてみました。
たとえば、その会社は実力主義の会社なのか?それとも年功序列の会社なのか?
点数ではなくどちらの傾向があるかを調べることで、会社のイメージが沸いてくると思います。
見る前に自分の志向を整理
そもそも自分がどういう傾向が好きなのか?苦手・きらいなのか?を整理しておく必要があります。
たとえば私の場合、こんな感じです。
・一つのことをコツコツやりやすい環境が好き
・つい無理しがちなので仕事量が膨大すぎない方がいい
・周りを気にしすぎる性格なので、競争しあう環境はあまり得意でない
・結果だけでなく過程も評価してくれたらうれしい
自分の志向が分からない方は、コチラの記事に調べ方をまとめてみました。
改めて調べてみたい方も含め、ぜひご覧頂ければと思います。
転職会議で社風をチェック
社風はこちらのサイト(https://jobtalk.jp/)でご覧になれます。
企業名を検索し、その会社の詳細情報の中に社風としてコメントした方の集計が見られます。
例えば、東日本旅客鉄道(JR東日本)を検索するとこんな感じで表示されます。
スマホで検索するとなぜか社風が出てこないですが、PCサイト版に変更すると見ることができます。
志向と大きく合わない箇所がある会社は思いきって切る
ためしに前職の会社を検索してみたところ、ご覧のとおり、私の志向には全然合っていませんでした。笑
大きく傾向が片寄っているところはその会社の特徴を表すところだと思います。
そこが自分の志向と合わない、反対だというところは、正直選択しない方がいいかもしれません。
合わないところで働くって思った以上に大変です。
年収は100万円以上上がりましたが、
お金以上に志向へのマッチ度はそれ以上に大事なことかもしれません。
コメントはネガティブな方が信憑性があった
社風以外に参考として見ていたのはコメントでした。
私が見ていたのは、こちらのサイトです。
・Openwork(https://www.vorkers.com/)
・転職会議(https://jobtalk.jp/)
コメント閲覧には無料の登録が必要ですが、入社を検討する会社があれば見ておくといいかなと思います。
私は現在までに3つの会社を経験しています。
共通して言えるのはポジティブよりもネガティブなコメントの方が実状に近かったということです。
しかしネガティブなコメントは不平不満があって書かれているので、かなり辛辣なコメントもあります。
それらのコメントを含め確認して検討するポイントとしては、先ほども書いた志向とのマッチ度です。
志向に合わないことが多く書かれていれば、やはりその会社は考え直した方がいいかなと思います。
ちなみに、今在籍している会社もネガティブなコメントはそれなりにありました。
しかし志向に合わない部分でのコメントはあまり多くないため、検討を進めることにしました。
社風もコメントも答えを導くまでではないですが、一つの参考情報として使えるのではないかと思います。
さいごに:自分にとっていい会社とは、自分の志向に合う会社
今まで書きましたとおり、自分の志向とのマッチ度合いがいい会社を見つけるヒントになると思います。
また、現職を続けるか悩む時、現状を客観的に整理するのにも役立つかもしれません。
私のように点数に踊らされず、自分の志向を見つめ、みなさんにはいい選択をして頂けますと幸いです。
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